12年前、私は双極性障害で倒れました。
当時、仕事に全力を注いでいた私は、ある日突然、起き上がれなくなりました。頭では「動かなければ」と分かっているのに、体がまったく言うことを聞かない。何が起きているのか、自分でも分からない。そんな日々が続きました。
そこから長い回復の道のりを経て、今、私は完治しています。
この経験が、私の人生を決定的に変えました。
闘いを経たから、見えてきたもの
病気の渦中で、私は「元気」というものについて考えるようになりました。
元気とは、テンションが高いことでもなく、 無理やりポジティブでいることでもなく、
自分の内側から、静かに、でも確かに湧いてくる生命力のようなもの。
「明日も生きていこう」と自然に思える状態。
私にとっての「元気」は、そういうものでした。
経営者との出会い
完治後、私はコンサルタントとして独立し、多くの経営者の方と関わるようになりました。
経営者の方々と話していると、ふと気づくことがありました。
社員には話せないことがあったり。 家族には心配をかけたくなかったり。 同業者の前では強くいたかったり。
そんな感覚を僕は感じることがありました。
僕は、病気になる前の会社員時代、社長を元気にしたかったんですよね、そのために、めちゃめちゃ頑張っていました。頑張りすぎて、病気になっちゃいました。
病気になった原因を働いていた会社だ!と、勝手に決めつけて、自分の中で矛盾を起きないようにしていましたが、本当は、社長を支えたかった、元気な笑顔を作りたかったんだなぁと。
今、やっと気づきまして、ぐるっと人生が、回り回って「経営者を元気にする」が、ライフミッションだと確信しています。
社長が元気だと、何かが動き出す
私は心理カウンセラーとしても活動しています。
カウンセリングの現場で気づいたことがあります。
社長が元気になると、その空気が自然と周りに伝わっていく。 周りが元気になると、また違う動きが生まれていく。
そんな場面を見てきました。
因果関係があるのかどうかは分かりません。 ただ、そういう流れを感じることがあったのです。
だから私は、経営者の方々と関わることを大切にしたいと思うようになりました。
三つの「元気にする」
私のミッションは、こうです。
社長を元気にする。 人を元気にする。 世界を元気にする。
大きなことを言っているように聞こえるかもしれません。
でも、私は本気で取り組んでいきます。
一人の社長との対話から始まる何かが、やがて広がっていく。その可能性を、私は信じています。
このブログについて
このブログでは、経営者の皆さんの「元気」につながる視点を書いていきます。
私がお伝えするのは「こうすればうまくいく」というノウハウではありません。
答えは、それぞれの人の中にある。
私はそう思っています。
だから、このブログが何かを感じるきっかけになることがあれば、それだけで嬉しいです。
そんな思いで、書いていきます。
